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平成12年4月17日
電話会社選択サービスの概要等について
優先接続関係事業者間協議会
(略称:マイライン事業者協議会)
【目 次】
1.優先接続(電話会社選択サービス)の導入と協議会発足の経緯
2.電話会社選択サービスの概要(お客様への周知内容)
(1)本サービスの導入目的
(2)「マイライン」と「マイラインプラス」
(3)4つの通話区分
(4)実際の電話のかけ方
(5)お申し込み方法
(6)料金等
(7)お申し込みがなかった場合
(8)その他の留意事項
(9)対象外となる主なサービス
【別紙1】海外各国の優先接続制度の導入状況
【別紙2】「マイライン」と「マイラインプラス」の概要
1.優先接続(電話会社選択サービス)の導入と協議会の発足の経緯
近年、規制緩和の進展や接続ルールの整備、NTTの再編成などにより、日本国内において優先接続を導入するための環境が整ってきました。このような状況の中、平成10年11月に郵政省の「優先接続に関する研究会」において優先接続の日本国内への導入の方向性が打ち出されました。
これを受けて、同年12月に、国内で電話サービスを提供している事業者を中心に構成される「優先接続導入準備委員会」が発足しました。導入準備委員会では、優先接続の導入に向けて、交換機の基本機能や仕様、お客様周知や受付方法、費用負担などの点について、1年あまりにわたって検討・協議が行われました。
平成11年10月から開催された郵政省の「優先接続導入に関する研究会」では、導入準備委員会での検討結果
等を踏まえて、優先接続の導入に際しての問題点等の諸課題について検討されました。その結果 、本年2月15日に、平成13年5月1日から本制度導入が適当である旨の報告書が取りまとめられました。
「優先接続導入に関する研究会」報告書を受けて、導入準備委員会のメンバーを中心として去る3月28日に、優先接続の円滑な導入と公正競争確保を図るため「優先接続関係事業者間協議会」が設置されました。幹事にはNTT東日本があたり、事務局は(社)電気通信事業者協会内におかれております。
今回、NTT東日本及びNTT西日本の加入電話等の契約約款(「電話会社選択サービス」の追加)の改正について認可が得られたことから、本サービスの円滑な導入に向けて、協議会として、本格的な活動を開始していくこととなりました。
2.電話会社選択サービスの概要 (お客様への周知内容)
(1)本サービスの導入目的
電話会社選択サービスは、お客様があらかじめご利用になる電話会社をNTT東日本、NTT西日本の加入者交換機に登録していただくことにより、電話をかける際にダイヤルする電話会社の識別
番号を不要にして、お客様の利便性の向上を図るとともに、電話会社の識別 番号のダイヤルが不要なNTT東日本、NTT西日本及びNTTコミュニケーションズと、電話会社の識別
番号が必要なそれ以外の他の電話会社との間でダイヤル方法の公平化を図ることにより、電気通信分野における公正競争条件を確保することを目的に導入されました。
また、先進諸国でも同様のサービスが既に導入されており、諸外国の電気通信制度との国際的な整合性の確保も図られることになります。【別紙1】
サービス導入後は電話会社間でのダイヤル方法、桁数が同等になり、電話会社間相互の公正な競争条件のもと、市場が活性化することで、今後のサービス上のメリットも期待されます。
(2)「マイライン」と「マイラインプラス」【別紙2】
1.電話会社選択サービス「マイライン」
あらかじめご利用になる電話会社を登録していただくことにより、通話の際に電話会社の識別番号をダイヤルせずに、その電話会社をご利用いただけるサービスです。
ただし、通話毎に電話会社の識別 番号をダイヤルした場合には、その電話会社のご利用となります。
また、ACR*などの機能付き電話機をご利用の場合も、ご登録にかかわらず、電話機が選択した電話会社のご利用となります。
*
ACR(Automatic Carrier Routing):自動的に電話会社を選択する機能のこと
2.電話会社固定サービス「マイラインプラス」
いつでも同じ電話会社をご利用になりたい方には、電話会社固定サービス「マイラインプラス」もご利用いただけます。このサービスでは、通話毎に電話会社の識別番号をダイヤルしても、ご登録された電話会社のみのご利用となります。
ただし、災害などの理由により、登録された電話会社をご利用いただけない場合には、サービス解除用番号(122)に続けて、電話会社の識別
番号をダイヤルすれば、登録されていない電話会社をご利用いただくこともできます。
(3)4つの通話区分
本サービスでは、1)市内通話、2)同一県内の市外通話、3)県外への通話、4)国際通話の4つの通話区分を設けております。
「マイライン」と「マイラインプラス」は、通話区分毎に指定できますので、4つの通話区分のうち、1区分のみでもご登録いただけます。
(4)実際の電話のかけ方
1.国内通話のかけ方(「マイライン」、「マイラインプラス」に登録している場合)
【登録した会社による通話】
・市内通話…………………………………市内局番+加入者番号(下4ケタ)
・同一県内の市外通話、県外への通話…市外局番+市内局番+加入者番号(下4ケタ)
2.国際通話のかけ方
本サービスの導入に伴い、国際通話であることを示す国際プレフィックス(010)が必要になり、国際通話を利用する場合のダイヤル手順が以下のように変わります。
【現行】
電話会社の識別番号+相手国番号+相手国内番号
【サービス開始後(平成13年5月1日以降)】
・「マイライン」、「マイラインプラス」に登録をしている場合
010+相手国番号+相手国内番号
・「マイライン」、「マイラインプラス」に登録をしていない場合
電話会社の識別番号+010+相手国番号+相手国内番号
※なお、移行期間の措置として、サービス開始後2年間は現行のダイヤル方法(電話会社の識別
番号+相手国番号+相手国内番号)もご利用いただけます。
(5)お申し込み方法
■申込受付開始は、平成13年1月10日(水)(予定)です。
■申込書は、各電話会社のお客様窓口等でお渡しするほか、マイラインセンターへお電話でお問い合わせいただければ郵送致します。
- 所定の申込書に必要事項をご記入の上、NTT東日本、NTT西日本はもとより本サービスに登録可能な電話会社へお申し込みいただくことができます。
- このサービスの申込みにあたっては、ご利用になるお客様の同意を得ずに登録電話会
社を変更するなどの不正(スラミング)を防止するため、書面(所定の申込書に押印等が必要)によることとさせていただきます。(電話による受付はいたしませんのでご了承ください)
(6)料金等
■平成13年10月31日(水)までにマイラインセンターまたは各電話会社に到着分の申し込みについては、登録、変更の費用は無料です。平成13年11月1日(木)以降のお申し込みについては、電話の新規申込み等の場合を除き登録料がかかります。(800円(税別
)となる予定です。)
- 4つの通話区分のうち1つの区分を登録または変更される場合でも登録料がかかります。また、ご指定になる電話会社の変更だけでなく、登録種別
(マイライン/マイラインプラス)を変更される場合にも登録料が必要となります。
- 登録料については、NTT東日本またはNTT西日本からの請求書にあわせて請求させていただきます。
- ダイヤル通話料などについては、それぞれご利用の電話会社から請求されます。なお、毎月の電話の基本料金などについては、これまでどおりNTT東日本またはNTT西日本から請求されます。
■「マイライン」「マイラインプラス」のご利用にあたっては、月々の利用料金はかかりません。
(7)お申し込みがなかった場合
登録申し込みがなかった場合は、「市内通話」と「同一県内の市外通話」はNTT東日本またはNTT西日本のご利用となり、「県外への通話」はNTTコミュニケーションズのご利用となります。
なお、ACRなどの機能をご利用の場合は、従来通 りACRなどが選択する電話会社をご利用いただけます。
また、国際通話については、登録のお申し込みがなかった場合には、通話毎に電話会社の識別
番号をダイヤルしていただくことになります。
(8)その他の留意事項
■ACRなどの機能つきの電話機をご利用の方は、
1.電話会社選択サービス「マイライン」では、ご登録された電話会社よりも、ACRなどの機能による電話会社の選択が優先されることになります。
2.電話会社固定サービス「マイラインプラス」では、ACRなどの機能による電話会社の選択よりも、ご登録いただいた電話会社のご利用が優先されます。
■現在使用中の電話機等は、本サービスの導入後もそのまま利用可能です。「このサービスが導入されるにあたって、現在お使いの電話機やACRアダプターなどは使用できなくなる」などと偽った電話機などの悪質な販売に十分にご注意ください。また、このサービスの利用にあたっては、お客様側での工事は不要です。
■電話会社固定サービス「マイラインプラス」をご利用の場合、登録されていない電話会社の識別
番号を直接ダイヤルされたときや、登録されていない電話会社のACRなどをご利用のときには、以下のような方法で登録された電話会社へ接続していることをお知らせます。
【一般加入電話をお使いのお客様には】
「ピ、ピ、ピ」という短い発信音でその旨をお知らせします。
【ISDN(音声、3.1kHzオーディオ)をお使いのお客様には】
「ピ、ピ、ピ」という短い発信音に加え、接続された電話会社の番号をディスプレイなどに表示します。
【ISDN(64kb/s非制限デジタル)をお使いのお客様には】
接続された電話会社の番号をディスプレイなどに表示します。
いずれの場合も、電話機の故障や電話回線の異常ではありません。なお、通信機器によっては、音による通知や電話会社の番号表示が行われない場合があります。
「マイライン」「マイラインプラス」のご登録内容によっては、定額割引サービスや、クレジットカードのご利用による通話料金割引サービスなど一部のサービスがご利用いただけなくなる場合がありますので、ご注意ください。
(9)対象外となる主なサービス
電話会社選択サービスは、原則として、通話サービスを利用する際に電話会社の識別番号(基本接続用に限り、付加サービス用を除く)をダイヤルする基本通話サービスを対象としており、以下のようなサービスは対象外となっております。
●携帯電話(090)・PHS(070)・ポケットベル(020のものに限る)
●公衆電話
市内通話、同一県内の市外通話についてはNTT東日本またはNTT西日本に、県外への通話はNTTコミュニケーションズにそれぞれ接続されます。
●フリーダイヤル(0120)、テレゴング・テレドーム(0180)、エンジェルライン(0190)、ナビダイヤル(0570)、ダイヤルQ2(0990)、シャープダイヤル(#ABCD)
●ピンク電話(硬貨収納信号等送出機能)
●110(警察)、119(消防)、117(時報)、177(天気予報)
*「177」については市外局番なしで予報を聞く場合のみが対象外で、市外局番をダイヤルした場合は登録した電話会社に接続されます。
●NTT東日本、NTT西日本以外のCATV電話等をご利用の方は、「マイライン」「マイラインプラス」のご登録はできません。
【海外各国の優先接続制度の導入状況】
優先接続制度は、すでに世界各国において通信事業者間に公正な競争を確保し、利用者にメリットを還元する制度として、アメリカにおいて1984年に導入が開始されたのを皮切りに、先進各国で次々と導入され、定着しています。主要各国における「優先接続制度」の現状および、日本の計画については以下の通りです。
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国名
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長距離通信
競争導入
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優先接続
導入時期
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通話対象
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アメリカ
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1978年
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1984年
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州際・国際を含むLATA間市外(*1)、LATA市内外についても州により提供中
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イギリス
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1985年
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市外・国際は2000年末までに導入予定、市内を含む全通話は2001年中
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市外のみ・国際のみ。市内を含む全ての通話
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フランス
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1998年
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2000年1月
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長距離・国際
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ドイツ
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1998年
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1998年1月
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長距離・国際
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カナダ
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1992年
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1994年7月
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長距離・国際
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オーストラリア
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1992年
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1993年7月
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長距離・国際
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日本
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1985年
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2001年5月(予定)
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市内通話、同一県内の市外通話、
県外への通話、国際通話
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*1 LATA(Local Access and Transport
Area)
アメリカの地域電話会社と長距離電話会社を区別 する営業区域。地域電話会社はLATA内の、長距離電話会社LATA間相互の通話を受け持つ。
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